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院長に聞く咀嚼と健康寿命の関係~院長インタビュー~
“咀嚼”は全身的な健康
ひいては健康寿命に深く
関わっています
入れ歯治療における田中歯科Clinicのコンセプトは?
「患者様がしっかりと咀嚼できるようにすること」です。
咀嚼は食事を消化するための物理的な行為にとどまらず、全身的な健康、ひいては健康寿命に深く関わっています。最近では、咀嚼回数を増やすことが免疫力の向上に寄与するという見解も出ています。これは、咀嚼によって歯茎やその周辺にあるツボが刺激され、体全体の血流が良くなり、結果として免疫力が向上するからです。
実際、歯と歯が接触する際の衝撃が骨を通じて体全体に伝わり、血流を改善します。これにより、体が温まり、健康状態が向上すると考えられています。
咀嚼することでそのような効果が期待できるのですね?
咀嚼によって歯茎周辺のツボが刺激されると、目がスッキリする、肩こりが解消されるなど、まるで全身マッサージを受けたかのような効果が期待できると考えられています。これは、噛むことによる血流の改善が、体全体の調子を整えるからです。10~15分しっかりと咀嚼することで、血流が促進されて、基礎体温が上がって免疫力の向上に繋がります。
基礎体温が高い子供の頃は、食事中に一生懸命噛むと汗をかくほどでした。今では辛い食べ物を食べる時にしかそこまでの体感はありませんが、しっかり噛むことで体を温めることが可能になります。
噛み合わせの重要性については、どのようにお考えですか?
それがどんなに良質な入れ歯でも、きちんと物が噛めなければ意味がありません。なので、正確な型取りはもちろん重要ですが、噛み合わせのバランスも同じくらい大切なのです。
ただ、噛み合わせには「正解」があるわけではなく、その奥深さがこの領域の難しさです。個々の患者様で最適な噛み合わせは異なりますので、詳細な診査・診断を通じてオーダーメイドに噛み合わせの調整を行っています。
“噛み合わせ”は
非常にデリケート
その方にとって自然な
噛み合わせを目指す
噛み合わせを整えることで、どのような効果が?
物がしっかりと噛めるようになることはもちろん、顔貌(がんぼう)にも良い影響を与えることがあります。実際、良好な噛み合わせに整えられた入れ歯を入れた瞬間、患者様のお顔の印象がパッと輝く様に感じられる場合があります。反対に、噛み合わせに問題がある入れ歯では、お顔の印象に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
噛み合わせの治療で心がけていることは?
噛み合わせの調整には、非常に繊細な処置が求められます。少しの不具合が、口腔内全体のバランスを崩してしまう可能性があります。なので、当院では不必要な調整は避けて、できる限り「その方にとって自然な噛み合わせ」を目指すように心がけています。
「入れ歯が合わない」
「我慢して使い続けている」
是非、当院にご相談ください。
サイトをご覧の方へお伝えしたいことは?
噛み合わせの問題は非常にデリケートで、正確な調整が必要です。もし、作られた入れ歯に満足しておらず、何らかの問題を抱えていらっしゃるのなら、お気軽に当院へご相談ください。
「入れ歯が合っていないが、我慢して使い続けている」「何度作り直しても合わなかった」という方も、諦めずにご相談ください。きっと当院へのご相談が、そうしたお悩みを解消するためのきっかけとなるはずです。