歯を失ってしまった方へ

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歯を失う主な原因

歯を失う主な原因として、次のようなことが挙げられます。

虫歯

虫歯

歯のエナメル質を侵す細菌によって引き起こされ、放置すると歯の神経(歯髄)まで達し、最終的には歯を失うことになります。

歯周病

歯周病は、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かす深刻な病気です。
初期段階ではほとんど自覚症状はありませんが、進行すると歯茎の出血や腫れが見られ、やがて歯がグラグラと動揺し始めて、最終的には歯が抜け落ちることもあります。
歯周病は現在、歯を失う一番の原因とされています。

その他

その他、交通事故やスポーツ時の衝突などによって歯を失うこともあります。

歯を失った時の治療方法

歯を失った時の治療方法として、主に「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」があります。

ブリッジ

隣り合う健康な歯を支えにして、失った歯の部分に人工歯を固定する方法です。
見た目も自然で、噛む力も回復します。

入れ歯

一部または全部の歯を失った場合に選択されることが多い治療方法です。
取り外しが可能で、清掃が容易な点がメリットです。

インプラント

歯を失った部分の顎の骨に、人工歯根を埋入し、その上に人工歯を装着させる方法です。
天然歯に近い見た目と機能を持ち、安定性が高いので硬い物でもしっかりと噛めるようになります。

歯を失ったままにしていると?

歯を失ったままにしておくと、次のような問題が生じる場合があります。

咬合力の低下

歯がないことで噛む力が弱まり、食事の質が低下します。
これは栄養不足に繋がり、全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

隣接歯の傾斜

歯が失われたスペースに隣接する歯が傾斜することがあり、歯並びの乱れの原因となる場合があります。
歯並びの乱れにより、普段の歯磨きがしづらくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まるという影響も考えられます。

顎の骨の吸収

歯を失ったままにしていると、その部分に噛む刺激が伝わらなくなるため、顎の骨が徐々に吸収されて薄くなることがあります。
これは見た目の変化だけではなく、将来的な歯の治療の選択肢を狭める可能性があります。

歯に食べ物が挟まりやすい状態を放置してしまうことも、顎の骨が吸収される原因の一つと考えられています。

見た目への影響

見た目への影響

歯を失ったままにしていると、顔の形状に変化が生じ、左右のバランスが崩れ、老けて見えることがあります。
歯が支えていた頬がこけ、顔全体のバランスが崩れることで、人によっては見た目を気にしてしまう原因ともなり得ます。

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